アイスランド(2)−レイキャビークの市内

今日はレイキャビーク(Reykjavik)市内のお話です.アイスランドの文字は普通のアルファベットだけでなく,独特の文字が含まれます.レイキャビークも最後の「i」の文字は,上の点が丸ではなくアクセント記号「'」のように変わった文字を使います.基本的に伸ばす音にはこの文字が使われるようです.ですので,本当はReykjavíkとなります.この部分が文字化けするかもしれませんが,カタカナもあるのでそちらでみてください.少し調べたところ,アイスランド語は発音がとても難しいようで,カタカナであらわされない音がたくさんあるようです.ただ,アイスランドでは英語が通じます.レイキャビークだけでなく,田舎の方に行ってもばっちりです.ですので,アルファベットの並びを英語っぽく発音しても大丈夫だと思います.

レイキャビークはアイスランドの首都でもあり,人口でも最大の都市です.アイスランドの全人口約30万人のうち,約10万人が首都に集まっています.歴史的な建物もありますが,近代的な建物も増えてきているようです.ですが,近代化の程度がちょうどいいというか,居心地のいい港町だと思います.

市内の移動はバスが便利です.バスは2種類あって,観光客用の2階建ての赤いバス(ブルガリアの所で紹介したようなバス)と普通のバスがあります.観光客用は市内の見どころを回るようですが,1日券が2200ISKもします(1000ISK=800円).普通のバスの方が自由に移動でき,1日券が600ISKと割安です(1回券は280ISKで運転手から買いますが,お釣りはありません).普通のバスの方がお勧めです.1日券は,フレムール(Hlemmur)という普通バスのバスセンターで買えます.

また,観光客がよく行く所はシティセンターと呼ばれており,その中なら徒歩でも十分にみてまわれます.

シティセンターにはインフォメーションセンターがあるのですが,ここやホテルで手に入る「Visitor's guide」という冊子は絶対にもらっておいた方がいいです.ポケットサイズの割には170ページ以上もあって色々な情報が載っています.このブログを書くために改めてみているのですが,レイキャビーク市内には「Osushi」という回転寿司の店があるそうです.知っていれば行ってみたのに・・・残念.




これがバス停です.このSの看板だけが町にあります.かなりさりげないので,見過ごしてしまいそうです.バスが来る時間は比較的正確なようです.うまく使えば,1日でいろいろ行けます.




ハットルグリムス教会(Hallgrímskirkja).えーとですね,アイスランド語では,「L」の発音は「tl」のようになるそうです.ともかく,この教会はアイスランドで一番大きいそうです.私が行ったときには,見ての通り工事中ですが,この工事中のところに展望台があり,上ることができます(100ISK).教会の中は工事中ということでがらんとしていました.




展望台からの景色.手前に川みたいに映っているところは,チョルニン湖(Tjörnin).英語表記では単に池(pond)となっています.その向こう側は海です.




チョルニン湖.鴨がたくさんいて餌をあげている人もいます.ちょうどこの時期は小鴨が生まれたころで,親子で泳いでいる姿が見えました.この池の周りには美術館があります.また,北に行くとインフォメーションがあります.この辺にはいくつものバスが来るので,便利です.




チョルニン湖の近くにあるレストラン,スリール・フラッカー(Þrír Frakkar).ここでもみたことのない文字が出てきましたが,ガイドブックによるとÞ(小文字はþ)はthunderのthの発音だそうです.この店は高いですがおいしいです.人気店のようで私が行ったときには1時間待ちでした.ここでは,クジラとパフィンを食べてみました.アイスランドは世界でも数少ない,クジラを食べる国です.パフィンについては明日お話しします.

アイスランドのレストランでは,水はただで出てきます.持ってきてくれない場合は「tap water」が欲しいといいましょう.アイスランドでは水道水でもおいしく飲めます.そのかわり,お湯は硫黄臭のする温泉で飲まない方がいいと思います.このレストランでは,日本人のおっちゃんがへんてこなうんちくをたれながらアイスクリームを食べまくっていました.もし聞かれたら,違う民族だと答えようと思っていました・・・





市内の様子.お土産ショップが並ぶ所はがやがやしていますが,少し外れると静かでのんびりした感じになります.

レイキャビークにはかなり見所があります.イオンモールのようなショッピングモール・クリングラン(Kringlan)や温泉プールもあります.物価の高いアイスランドにしては温水プールは安く,360ISKです.私は,ロイガルダルラング(Laugardalslang)というプールに行きましたが,競技用の50mプールやサウナがあります.私が行ったときは滑り台は撤去されていました.市内には7つの温泉プールがあり,どこも料金は同じです.この,ロイガルダルというところには,動物園や公園,スポーツ施設などがあります.


まだまだ見どころはあり,この町だけでも1週間くらい必要な感じです.

明日はレイキャビークの続きでヴィデイ島とパフィンツアーを紹介します.

本日はここまで.