今日はアイスランドのブルーラグーンのお話です.
目次
ブルーラグーンは定番のアイスランド観光スポット
ブルーラグーンはレイキャビークとケプラビーク空港の間にあります.地熱発電施設の排熱を利用した温水プールで観光客に人気があります.水が少し白く濁っていますが,これは泥状のシリカによるものです.このシリカ泥を肌に塗るとツルツルになります.
以下のリンクからHPに飛べます.
ブルーラグーンの入場料は8990ISKからだそうです.大体1万円くらいでかなり高いですが,そもそもアイスランドの物価は非常に高いです.アイスランドに行ったらぜひ立ち寄りたいスポットです.
なお,プールが目的であれば,レイキャビーク市内に市民プールがあり,こちらはかなり安いです.もちろんシリカ泥はありません.こちらも地熱を利用した温水プールです.
一時閉鎖の理由
執筆時点では,2023年11月9日から16日までの間,一時閉鎖される予定です.11月9日にマグニチュード4.8の地震が発生し,その後の24時間で1400回の余震が発生しています.現時点では渡航中止などの処置は採られていませんが,地熱発電所の近くにあるブルーラグーンは念のために1週間閉鎖するようです.この時期に観光する人にとっては残念なニュースです.
余震が長引けば閉鎖時期が延長されるかもしれません.今月,アイスランド観光を予定している人は各地のHPを確認してみてください.
【11月29日追記】閉鎖は2023年12月7日までに延長されました.レイキャネス半島(Reykjanes Peninsula)では,過去2年で3回の火山噴火があり,今回も火山の噴火が危惧されています.グリンダビーク(Grindavík)の街では避難も始まっているようです.アイスランドの観光にはかなりリスクがありますので,延期や中止も検討したほうがいいかもしれません.
アイスランドは火山国
アイスランドはアメリカンプレートとヨーロピアンプレートの境目に位置しており,シングベトリル国立公園ではギャオと呼ばれるプレートの境界を見ることもできます.
シングベトリルは930年に世界初の議会が開催された場所としても知られています.
アイスランドではプレートの下のマグマの熱を利用した地熱発電が盛んで,クリーンなエネルギーということでデータセンターやビットコインのマイニングセンターを誘致しています.
一方で,火山の噴火による悪影響もあります.特に2010年4月には火山の噴火によりヨーロッパの多くの便が欠航になりました.雄大な自然が魅力のアイスランドですが,気象には注意しておく必要がありますね.
本日はここまで.
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