アイスランド(11)−ケフラビークとブルーラグーン

アイスランドの最終回は,国際空港があるケプラヴィークの町とアイスランドでもっとも有名な温泉プールのブルーラグーンのお話です.

ケプラヴィークは空港のある町だしいろいろあるんじゃないかと思って宿をとりました.ところが,行ってみると見どころはほとんどありません.観光客が集まる町ではないようです.この町には大きなホテルが2つありますが,飛行機のクルーたちが使っているようです.レイキャビークからもバスで1時間なので,ここに宿をとるよりはレイキャビークから日帰りで見に来る方がいいところです.


ケプラヴィークの町並み.地元の人によるとメインストリートだそうです.天気が悪いので暗く見えますが,実際にちょっとさびしい感じです.




町並みの写真をもう一枚.建物などはきれいですが,町全体に活気がない感じです.曜日や時間帯によっては違うのかもしれませんが.




SBKのバスセンター.町の外れにあります.レイキャビークやケプラビーク空港,ブルーラグーンなどに行くバスが発着します.夕方は5時くらいで閉まってしまいます.




バスセンターの近くにある博物館.ここには,たくさんの船の模型とアメリカ軍の資料があります.大戦中と冷戦時,アイスランドにはアメリカ軍の基地がありました.今はどうなっているのか分かりませんが,当時のポスターや食糧,日用品など様々なものが展示されていて貴重な資料だと思います.入場は無料のようです.

その他には,ここにはガラス細工の店とろうそくの店があります.逆にいうとそれだけなので,観光に来るほどではないかもしれません.




旅の最後に立ち寄ったブルーラグーン(Blue lagoon).現地の言葉ではブラウア・ロイニス(Bláa Lónið)というそうです.この写真の奥の方に見える地熱発電所でつかうお湯を利用した温泉プールです.乳白色というよりは水色のお湯です.入場料は24ユーロ.

黄色い服の監視員が建っている島の左側にある島では,ときどき飲み物を売ってくれます.手首に巻いておくロッカーの鍵にチップが埋め込まれているようで,そのカギに料金がチャージされ,着替えの後プールを出る時に清算します.

左の方にはサウナがいくつかあります.また,プールのあちこちに白色の泥パックがあります.顔だけでなくどこに塗ってもいいようです.みんな塗っていたので私も顔に試してみましたが,古い角質がきれいに取れるようで,2日間くらいは肌がつるつるでした.
ここはきちんと整備されたプールというよりも自然の地形を利用して作られているため,プールの底に石があったり岩があったりします.また,温泉の成分のもとになっている泥や藻もあります.また深いところでは150cmくらい水深があります.気をつけて歩かないとけがをしそうです.


ブルーラグーンは,ケプラビーク空港から20分,レイキャビークのBSIから40分の所にあります.レイキャビークやケプラビーク空港から行く人は,バスの切符と一緒になったツアーを頼んだ方が断然安いです.旅の疲れをとるにはいい場所ですね.


アイスランドは物価とアクセスさえ何とかすれば,もっと観光客を惹きつけることができると思います.値段が高くてもサービスがもう一つでもお客さんは途絶えないので,ちょっと殿様商売になっている気がします.せっかく素晴らしい観光資源を持っているのにもったいないですね.


これで6月の旅行月間も終わりです.


本日はここまで.