スウェーデンのスーパーでお買い物

今日は,スウェーデンのスーパーにまつわるお話です.

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旅行中は現地のスーパーに行くのをお勧めします.スーパーでは現地の人が普段どのようなものをどのくらいの価格で買っているのかが分かります.手ごろな価格のお土産も手に入ります.また,水やちょっとした食べ物などホテルの部屋で食べるものも手に入ります.旅行の期間が長くなると,毎晩外食では胃袋も財布も疲れますので,スーパーでパンや総菜などを買うのもいいですよ.ホテルの部屋に冷蔵庫があれば,写真のようなヨーグルトや牛乳もお勧めです.

 

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こちらは香辛料のコーナー.町中の小さなスーパーだとここまでの品ぞろえは難しいかもしれませんが,郊外の大きなスーパーだといろいろ選べます.香辛料は小さくてデザインもよく,お土産にもいいですね.塩も種類がいろいろあるので,見るのが楽しいです.

 

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こちらはお菓子のコーナー.お菓子の量り売りですが,なかなかどぎつい色です.ヨーロッパのお菓子は日本の駄菓子よりも色がきついと感じます.体に悪そうです.写真ではわかりにくいですが,黒いお菓子はリコリスのものが多いです.北欧によくあるお菓子で,木のタールの味がします.日本人には全く人気がありませんが,現地の人には人気です.お土産にすれば話のタネになります.

 

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スウェーデンといえば,エビとザリガニです.この写真は冷凍ものですが,旬の時期には生も量り売りしています.エビは甘海老です.スウェーデンで食べると高いので,日本で食べた方がお得です.

 

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こちらは,CITY GROSSというスーパーの写真です.事前に登録して会員になっておくと,この機械が使えます.これはセルフレジの機械で,専用レジに行ってこの機械を使って清算します.商品をかごに入れるときにもスキャンできるので,レジでの待ち時間はありません.

ところで,商品の価格が21.95クローナ(SEK)のように細かくなっていますが,スウェーデンにはクローナよりも小さな単位のコインはありません.レジで合計金額が出ると,0.49までは切り下げ,0.50からは切り上げになります.このような方式はラウンディングといい,ヨーロッパではいくつかの国で採用されています.(「1セントと2セントの将来」の回参照).ラウンディングは現金払いにのみ適用されるため,カード払いであれば細かく支払うことができます.

 

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こちらの炭酸ジュース.どこかで聞いたことがあるような名前ですが,アルコールは入っていません.この2種類は違うメーカーから出されていますが,なぜか隣同士で売られています.ライバルなんでしょうか.

 ペットボトルが出てきたところでもう一つの話題を.ドイツではプファンド(「プファンド」の回参照)と呼ばれるペットボトルや缶などのデポジット制度はスウェーデンでも採用されていて,パント(pant)と呼ばれています.ペットボトル飲料は,ジュースの価格にパントを上乗せされて販売されています.スーパーの価格にはパントが載っていないので,注意してください.レジでぼったくられているわけではありません.

 

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これがパントのマークです.このペットボトルは1クローナ(SEK)が上乗せされます.パントの金額はペットボトルの大きさによって決まっています.缶や瓶にもパントが設定されている場合もあります.

 

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ある程度大きなスーパーに行くと,このような機械があります.絵があるのでわかりやすいですね.ペットボトルを返すときには,フィルムをはがさないようにしましょう.バーコードが読み取れなくなります.日本ではフィルムをはがしてゴミに出すので思わず取ってしまいそうです.

機械に電源が入っていれば返却開始です.1本ずつペットボトルを入れると,機械がバーコードを読み取り,画面の金額が足されていきます.全て入れ終わったら緑のボタンを押すとレシートが出てきます.このレシートをレジに持っていくとお金が戻ってきます.今回いくつか見た機械の中には,「お金を寄付する」というボタンのあるものもありました.寄付してもいいですが,せっかくですのでレジにレシートを持って行ってお金をもらう経験をしてはどうでしょうか.

 

水などペットボトル飲料を買う機会はたくさんあると思います.ごみ箱に捨てないで(その場合は誰かが拾うと思いますが),資源の再利用に参加しましょう.

 

本日はここまで.