スウェーデン南部をドライブ

今日は,スコーネ地方やエーランド島などのスウェーデンの南部のドライブについてです.

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車はデンマークのコペンハーゲンで借りました.デンマークとスウェーデンは有料道路のオーレスン橋で結ばれており,車やバスで簡単に行き来することができます.

オーレスン橋については,ネットでは片道22ユーロという記述がありますが,これは日本のETCのような専用カードがあるときのみで,観光客は片道48ユーロかかります.支払いは現金(黄レーン)かクレジットカード(青レーン)で,たいていのカードが使えます.かなり料金が高いですが,コペンハーゲンで車を借りるときにオーレスン橋を通ることを告げると,料金が約34ユーロになる割引チケットを発行してくれました.レンタカーを借りるときにカウンターで言っておきましょう.割引チケットは青レーンで使います.なお,反対側のユラン半島に行くときにも有料の橋があり,そこのチケットもレンタカーのカウンターで発行してもらえます.こちらは割引にはならないのですが,発行してもらっておくと便利だと思います.チケットは有効期限が長いので,スケジュールがきっちり決まってなくてもOKです.

今回レンタカーを借りるときに,燃料について聞かれました.返すときに満タンで返すか,あらかじめ満タン分の燃料を買うか選べるとのことでした.帰りにスタンドを探すのも面倒なので,今回はあらかじめ燃料を買いました.こうしておけば,返すときには空っぽでもOKです.

オーレスン橋を渡ったところで料金所があり,その先でパスポートチェックがありました.料金所では,チケットのバーコードを機械で読み込ませます.2015年から2017年春まではオーレスン橋では一時的にパスポートチェックがあります.

デンマークとともに,スウェーデンでは高速道路は無料です.上の写真にあるように,高速道路の標識はとても見やすく,黄色で書かれている降り口の番号(上の写真では14番)も見やすく書かれています.主要な道路には,EUの共通番号E○○がつけられています.

スウェーデンでは町中は50km/h,郊外では70km/h,自動車専用道路は90km/h,高速道路は110km/hですが,速度標識は頻繁にあります.

 

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ここから先は町中ですが,60㎞/hでOKです.スウェーデン南部の場合,高速道路と思って走っていると突然町中に入ることもあります.地図上では広い道に見えても,郊外-町中-郊外を繰り返すところもあり,110km/hで時間を計算するとスケジュールが合わなくなります.

標識は見やすいですが,漫然と運転していると見逃してしまいます.地元の車はスピードオーバーして走りますが,観光客は要注意です.

 

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この標識の後にはカメラがあります.地元の人はどこにカメラがあるか知っているので飛ばすことができますが,この標識を見逃したら大変ですので,ゆっくり走るのがおススメです.スウェーデンには結構カメラがあります.

 

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こちらはガソリンスタンドの写真です.ヨーロッパではディーゼル車も多いので,借りるときに燃料を確認してください.ガソリンはレギュラーとハイオクのように種類がありますが,安いもので十分です.ドイツなどでは,先にガソリンを入れて,その後に店舗で支払うパターンが多いのですが,スウェーデン南部では日本セルフ式のように先に支払いをします.普通はクレジットカードで支払いますが,まずカードを入れてPINコードを入力し,通信が終わってカードを抜いてから給油を始めます.給油が終わってノズルを機械に戻すと終わりですが,古い機械だとレシートが出てきません.ちょっと心配ですが,きちんと決済されているみたいです.

この方式はデンマークでも同じです.

 

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こちらは駐車場の料金機械です.駐車場はいくつかパターンがあります.まずは,無料ですが時間制限があるもので,車のフロントガラス(ダッシュボード)の所に駐車した時間を示します.レンタカーだと時間を表示するものがついていると思いますが,無い場合は紙に書いてフロントガラスの所に置いていてもOKです.

次は事前に駐車切符を買うもので,上の写真はその機械です.ヨーロッパではよくあるパターンです.この機械はカード専用で,カードを入れた後に何クローナ(SEK)払うか黄色のボタンで決めます.一番左を押すと5SEK,その右は10SEKのようになっていて,ボタンを何回か押して支払額を決めたら一番右の緑にボタンを押します.そうすると,カードで支払いを行い,紙の切符が出てきます.切符は車のフロントガラスの所に見えるように提示しましょう.この方式は,何時間観光するのか分からない場合は多めに料金を支払わなければならず,良くない方式だと思います.

3番目は日本と同じように,駐車場の入り口で切符を取って,出口または事前精算機で支払いをするものです.日本と同じ方式で分かりやすいです.

最後は3番目と似ていますが,駐車場の入り口でカードを通すと切符が出てくる方式です.切符は車のフロントガラスの所に提示しますが,これは提示するだけで,帰りにも機械にカードを通して清算します.この場合,入り口で通したものと同じカードを入れる必要がありますが,止めた時間分だけお金を払う方式です.屋内駐車場の場合は,入り口で切符が出てこないパターンもあります.入り口の機械と出口の機械にカードを通すと料金の支払いが行われます.

 

最後に面白い写真を一つ.

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この写真はエーランド島で撮ったもので,郵便受けが道端に並んでいます.この地域では家が道路から奥まったとことにあるため,郵便受けだけが道路沿いに並んでいます.スウェーデンは右側通行・左ハンドルですが,私が見た郵便配達の車は右ハンドルになっていて,配達人が運転席から郵便受けに直接手紙を入れていました.こうすると,いちいち車を降りなくてもOKということですね.車で郊外を走ると,地域ごとの違いが分かって楽しいですね.

 

本日はここまで.