ブルガリア(3)−ソフィア

今日はブルガリアの首都,ソフィアのお話です.

ソフィアは首都だけあって,他の町とは全く発展度が違います.その分,伝統的な町並みはあまり見られません.


駅から南に続いているマリア・ルイザ通りにあるセントラル・ハリから,デパートの所を左に曲がった先にあるアレクサンダル・ネフスキー教会の間に主な見どころが集中しています.この辺りはすべて歩いて回ることができます.


もちろん,トラムやバスに乗ることもできます.トラムは1回1レバです.1日券のようなものはないようです.切符のことはビレートといいます.トラムに乗ったときには,窓際にあるオレンジ色の機械でパンチをします.文房具のパンチと同じ要領です.このパンチは穴の形がトラムや車両によって異なっているそうです.ですので,一度乗ったらあまり車内を移動しない方がいいと思います.



マリア・ルイザ通りの様子.ちょうど,ホテル・マリア・ルイザも映っています.個人的にはこのホテルはお勧めです.スタンダードルームとあまり値段が変わらないので,スイートを取った方がいいです.部屋が全然違います.1人でもスイートに泊まれます.





ホテル・マリア・ルイザの隣にある,セントラル・ハリ.ここは,ショッピングモールになっています.地下1階,地上2階建ての建物で,食料品からお土産まで様々なものがそろいます.食料品などは安いですが,お土産の値段はそこそこです.ちなみに,ここで水を買うと,500mlで0.80レバ,1Lで1.00レバです.


ここでは,いろいろなものをみることができ,価格も調べられます.珍しくはないですが,キャットフードを売っている店があります.珍しいのはその売り方で,量り売りをしています.ですので,その店の周りはちょっとにおいます.また,ブルガリアの名産品である布を売っているお店がありますが,ここは外にある他の店より高いです.ただ,屋内の店なので外の店よりもきれいです.


某ガイドブックには,ここでぼったくられたという読者報告がありますが,そんなことはないと思います.昨年もここに来ましたが,価格はきちんと表示しており,電卓やレジで計算しているので間違いはないと思います.ただ,ここの定員の多くはぶすっとしていますが,あまり気にしなくてもいいと思います.




マリア・ルイザ通りには大きなデパート(ツムデパート)があります.重厚感のある建物で高級品ばかり取り扱っています.日本人からみても高いものばかりです.その近くに地下道があります.この写真はその地下道の写真です.地下道を掘ったら遺跡が出てきたそうで,そのまま地下道に展示しています.デパートから大統領府や公園の方などに行くときには,道路を渡らないで地下道を通った方が安全です.ブルガリアの運転は危険です.


夜ですが,マリア・ルイザ通りは夜も比較的安全だと思います.12時過ぎても通りは明るく,共産党本部やデパートなどはライトアップされています.ただ,昼でも危ないブルガリアのドライバーたちはさらにスピードを上げて危険なので気をつけた方がいいです.





アレクサンデル・ネフスキー寺院.ロシア正教の教会です.ドイツなどの寺院とはかなり雰囲気が違います.入場料は無料です.ぜひ中に入ってみてください.どこの寺院でも同じですが,服装には気をつけてください.






寺院のすぐそばには,いろいろな店が出ています.日によって出る店は違うようですが,ぜひ寄ってみてください.ここのお店の人たちは,セントラル・ハリと違って売る気満々です.ちょっとでも目を向けると,これは安いよとかいい製品だよとかいろいろ話しかけてきます(ブルガリア語なので分かりませんが,たぶんこんな感じです).もちろん,話だけ聞いて断っても大丈夫なので,いろいろ見てみてください.帰る頃には,いっぱいのお土産を持っていると思いますが.


お土産というと,ガイドブックにも2軒ほどお店が紹介されています.寺院の近くにある「Central of Falk Arts Crafts」は,品ぞろえはいいですがはっきり言って高いです.ここで陶器を買うのでなければ,もう一つの「Bulgarian Folk Art」の方が安くていいです.


今年は行っていないのでリラの僧院の写真はアップしていませんが,駅の近くのバスセンターではなく,5番のトラムを使って行く,アフトガーラ・オフチャ・クペルというところからバスが出ます.タクシーでも10レバしないと思います.ちなみに,アフトガーラはバスセンターという意味です.このバスは10:20発しかありません.約3時間かけて終点で降り,15時に帰りのバスが出ます.1時間もあれば十分すべて見ることができます.


ここの寺院は歴史もあり見どころも多いのですが,あの有名な,ブルガリアのトイレもあります.私も見ましたが,かなり衝撃です.どうやって使うのか分かりません.ブルガリアでは,トイレに紙を流さずに,箱に入れるところがまだまだ多く残っています.拭いた後の紙もです.もちろん,ホテルや空港は普通のトイレです.こういうトイレは将来なくなっていくでしょうから,今のうちに体験するのもいいかもです.


ブルガリアや市内へのアクセスについてお話しするのを忘れていたので,明日はアクセスについてお話しします.


本日はここまで.