フィンランド(9)−タンペレの遊園地

今日はタンペレの続きです.

タンペレからはいろいろなエクスカーションがあり,「詩人の道」という名前の付いたクルーズもありますが,最低でも1泊2日になってしまいます.日程に都合がつかないので,市内にある,サルカニエミ・アドベンチャー(Särkänniemi Adventure Park)に行ってみました.


サルカニエミには16番のバスで行くことができ,入口にも止まります.バスに乗らないで,駅から1時間ちょっとかけて歩いて行くこともできます.オープンは12時ということが多く,閉まる時間もだいたい7時から9時くらいです.




サルカニエミのシンボルとなっている塔.タンペレの町中からも見えます.この塔に上るだけなら,入場料8ユーロの切符で入れます.塔はシーズンオフでも入れますが,遊園地は夏シーズンのみで,2009年の場合,4月末から8月末までがシーズンで,それ以降は閉鎖となります.

切符は何種類かありますが,遊園地を楽しむのであれば,Adventure Keyを買います.入場料込みで1人32ユーロです.乗り物に乗り放題で,イルカショー,プラネタリウム,ミニ水族館,子ども動物園も入れます.乗り物には乗らない人は,入場料8ユーロに行きたいところのチケットを買い増します.イルカショーなどは7ユーロで子ども動物園だけは5ユーロです.いろいろ選択肢はありますが,結局は32ユーロのチケットを買うのがいいと思います.




入口の様子.切符を買うとここに来ます.12時のオープン直前の様子です.日曜日だったため,ものすごい人だかりです.中の地図は英語版もあります.




プラネタリウム.ここのプラネタリウムのプログラムはかなり斬新です.大犬座君とオリオン座君の2人が天文学の発展や宇宙の成り立ちを説明してくれます.言葉が分からなくても十分理解できるでしょう.きちんとした天文学の理解のもとに作られているので,子どもたちにとっても勉強になると思います.ぜひ,みてください.日本でもこのようなプログラムがあるといいですね.


このすぐ近くにミニ水族館もあります.某歩き方ガイドでは,30分に1回サンダーストームというイベントがあり,あたりは暗くなり轟音とともに雷が鳴り響く・・・となっていますが,ちょっとライトが落ち,小さな雷の音とともに2つのライトがピカピカ光るだけのどうしようもないイベントです.これを見るために待つ必要は全くありません.




小さな子供はこのような手押し車に乗せて運びます(?).園内で無料貸し出しされているようです.




2009年に新しくできたアトラクション「SURGE」.円盤が回転しながら,波に見立てたレールを行ったり来たりします.もちろん私は乗りませんでしたが,みているだけで目が回って気持ち悪くなりました・・・




園内にはこのようなミニゲームがいくつかあります.ここでは,1回2ユーロ,7回券が10ユーロとめずらしく明朗会計で好感が持てますね.ヨーロッパの遊園地にはこのようなミニゲームが必ずありますが,何度かゲームを続けて得点をためないと賞品がもらえない仕組みになっています.結局何ゲーム分もお金を払わないといけないので,みんな不満そうにその場を去っていきます.




塔の展望台からみた遊園地のタンペレ市内.右上の方角に駅があります.

タンペレは市内にも見るところがたくさんあり,エクスカーションもたくさんあります.インフォメーションやホテルには80ページ近い観光ガイド冊子が無料で配布されています.日本語もあります.ヘルシンキから日帰りで来る人もいるようですが,ここで数泊する価値は十分にあります.機会があったらまた来てみたいと思いました.

本日はここまで.