マールブルクのカフェ対決

今日はマールブルクのカフェのお話です.

ヨーロッパの他の町と同じように,マールブルクにもたくさんのカフェがあります.その中でも有名なカフェを比べてみようというのが今日のお話です.

その前に,カフェには2種類あります.1つ目はコーヒーや紅茶とケーキで勝負している店で,2つ目は軽食などの豊富なメニューで勝負している店です.この2つの見分け方は,入口入ってすぐの所に,ケーキのカウンターがあるかどうかで見分けがつきます.私はコーヒー党ではないので,コーヒーのおいしさはあまり違いが分からないのですが,どちらのタイプの店の方がおいしいかというよりは,店による差の方が大きい感じがします.ただ,一般的には1つ目のタイプの店の方がコーヒーにはこだわっていると思います.紅茶に関しては,残念ながら,どちらのタイプの店でもティーバッグが出ることが多く,ちょっとがっかりです.

2つの種類のカフェは使い分けが大切です.ケーキとお茶でゆっくり時間を過ごしたい時には1つ目のタイプ,食事をしたりちょっと短い休憩を取ったりするときは2つ目のタイプ,などの使い分けをするといいと思います.私は2つ目のタイプのカフェをランチによく利用します.価格も安めになっていることが多いです.今日紹介するのは1つ目のタイプのカフェです.


まず,1番目はKlingelhöferです.ヴェッターガッセにあります.入口入って右側にケーキやチョコなどがあり,ここでケーキを注文してから左側のテーブルに着きます.


店内の様子.落ち着いた感じですが,これで普通レベルです.時間帯が悪かったのでお客さんは誰もいませんでしたが,普段はそれなりにお客さんが入っているみたいです.


ケーキとカフェ.ここのケーキはやや大きめで,最初はいいのですが最後はちょっとつらくなります.味はまあまあといったところでしょうか.


2番目は,マールブルクで最も人気のあるカフェ,Cafe Vetterです.ヴェッターガッセを登りきってそのまま下った先(Reitgasse)にあります.ケーキの種類は今回紹介する中で一番多いです.ここはいつも混んでいるので,ケーキを注文したら受け付け番号のついた小さな紙を受け取ります.これを持ってテーブルに座り,飲み物を注文するときに紙を渡します.


ここはいつ行ってもこんな感じです.左側は外が見える窓側の席で,この席はなかなかとれません.もっと混んでいるときには,下の階も解放されます.下の階は窓側の席は意外と空いていて穴場スポットになっています.ケーキは見た目は小さめですが,食べてみるとちょうどいいくらいの大きさです.


最後はCafe am Marktです.マルクト広場(Markt)にあります.ここは何といっても場所の良さがあります.マルクト広場の中にあり,夏場は夜遅くまで営業しています.個人的にはここのアイスカフェは好きです.ケーキの種類は少ないですが,夏場はアイスもやっています.

3つともそれぞれ魅力がありますが,私の個人的な意見では,Cafe Vetterが1位です.純粋に,ケーキと飲み物のおいしさからです.2位はCafe am Markt,遅くまで営業していることやマルクト広場に面している場所の良さが光ります.3位はKlingelhöfer,伝統のある店ですが,他の店に味で負けています.その分価格も安めです.

この他にも,食事ができるカフェや隠れ家的なカフェなどがあり,カフェを探す楽しみもあります.特にマールブルクでは,カフェやレストランでアウフラッフを出す店が何件かあり,ぜひ試してほしいと思います(今日紹介したカフェでは食べられません).

本日はここまで.