オランダ(2) − アムステルダムの運河ツアー

またまたお話はアムステルダムに戻ります.

観光客が利用できる船はいろいろ種類がありますが,ツアーが一番簡単です.ツアーには,食事付きのものなどがありますが,アムステルダムカード(I amsterdam Card)で無料になるのは,Blue Boat CompanyかHolland International Rondvaartの2社が提供する運河1周ツアーです.今回は,Blue Boat Companyのツアーに参加しました.ツアーの時間は約75分.カードがない場合は14ユーロです.(2009年時点の情報です)


乗り場は,国立博物館(Rijksmuseum)の近くです.国立博物館から,トラムの2番と5番の線路に沿って少し西に進んだところに乗り場があります.残念ながらトラムが近い所に場所で止まってくれないため,HobbemastraatかLeidsepleinから数分歩きます.だいたい1時間に1本くらいの割合で船が出ているようです.もう一つの会社のツアーは,中央駅(Amsterdam Centraal Station)付近から出ています.


このような船に乗ってスタートです.屋根があるおかげで冬でも寒くはありません.逆にいえば,夏は暑いのかもしれません.窓はたくさんありますが,窓は開かないようなので,写真を撮るのにはちょっと向いていないですね.コースは会社によって多少違うとは思いますが,主な見どころは押さえてありそうです.


アムステルダムには,環状の5本の運河があります.そのため,町中にはたくさんの小さな橋があり,独特の景観を生み出しています.多くの橋に自転車が止められている(くくりつけられている)のもアムステルダムならではですね.


西教会(Westerkerk).トラムでは,13番,14番,17番でWester Markt下車.1638年に完成した教会です.教会の塔には,神聖ローマ帝国のマクシミリアン皇帝から贈られた冠,教会の中にはレンブラントの胸像があるそうです.


アムステルダムでよく見られるボートハウス.手元の資料によると,ボートハウスに住む人の理由は様々だそうです.つまりは,あえてボートを選んでいる人もいるでしょうが,多くの人は陸のアパートに住めないからということなのでしょう.傍から見る分には優雅な感じもしていいですが,実際に住むということになるとかなり不便なのではないかと思います.


運河ツアーは,運河からアムステルダム港の方まで進んでいきます.アムステルダム駅やMENOと呼ばれる科学技術センターなどが見られます.また,船ホテルも見ることができます.私が参加したツアーは,その後アムステル川に入り,マヘレ橋(Magereburg)という名前の交差橋を見ることができました.


運河ツアーに参加する前に,アムステルダムの町の様子やどのような建物,通りがあるのか事前に調べておいた方が楽しめます.準備しておいた方がいいわけですが,何も考えずに通りの景色を楽しむだけでも参加する価値はあると思います.アムステルダムカードがあればぜひ,なくても75分のツアーで14ユーロは妥当な価格だと思いますのでお勧めします.

本日はここまで.