フランクフルト空港

昨日はフランクフルトの駅でしたので,今日は空港についてお話しします.写真がないのですが,フランクフルト空港はかなり分かりづらいので,少しは参考になると思います.

まずは,フランクフルト空港のホームページからマップを開いてください.

少し下の方にスクロールすると地図が出てきます.ちょっとわかりづらいですね.

フランクフルト空港には2つのターミナルがあり,ABCが第一ターミナル,DEが第二ターミナルとなっていますが,AはBCとは離れているので,利用者の感覚ではA,BC,DEの3つのターミナルがある感じです.階数はレベル(Level)であらわされています.観光バスで第一ターミナルに乗りつけるとレベル2に着きます.マップのBの下の方です.第一ターミナルでは,チェックインはレベル2,出発はレベル3,到着はレベル1になります.第二ターミナルでは,チェックインと到着がレベル2,出発がレベル3になります.到着はカバンのマークがあるところで,第一ターミナルのBだけは2か所の出口があります.

ターミナル間は,スカイライン(Sky Line)という電車で移動できます.レベル3のさらに上の階から乗ることができ,A,BC,DEを数分で移動します.BCから乗る場合には,A行きとDE行きがあるので注意が必要です.

第二ターミナルに到着して,電車に乗る場合には,まずレベル3に行ってスカイラインに乗り(乗り場が分かりにくいので,インフォメーションで聞いた方がいいかもです),第一ターミナルのBCまで行きます.そこから,レベル2まで降りて,チェックインカウンターをすり抜けて,電車のマークの方に行きます.このときに,電車の種類によって行く場所が違います.Sバーンに乗る場合には「Short Distance Train」と書いてある,「S」のマークがある方に行きます.ホームの番号は,Gleis 1−3です.一方,ICなどに乗る場合には「Long Distance Train」と書いてある,「T」のマークのある方に行きます.こちらのホームは,Gleis 4−7です.

まずは,Sバーンですが,第一ターミナルの出口付近に下へ行くエスカレーターがあります.その先が,Sバーンの駅です.ちなみに,第一ターミナルの駐車場は,Sバーンの奥のオレンジの壁の所にあります.この駐車場はかなり広いので,レンタカーを借りる人は駐車場の番号をよく確認してください.Sバーンの所は駐車場の2階になります.駐車場は上2桁が場所を表し,下2桁が階数を表します.例えば,1108となっていれば,11番の場所の8階です.左に行くと番号が小さく,右に行くと大きくなります.

ターミナルからエスカレーターを降り,ドアを通過すると,すぐに1番ホーム(Gleis1)があります.うっかり通り過ぎてしまいがちですが,切符がすでにあれば,そのままもう一度エスカレーターを降りると,フランクフルト方面行のホームです.Sバーンの切符は,緑の券売機で買いますが,下の方に並んでいるボタンの中から「Frankfurt City」を押します.左側のボタンが大人用,右側が子供用です.先にボタンを押すと料金が表示されるので,お金を入れます.テンキーを使う場合には,50と入力すると料金が表示されるのでここでお金を入れます(料金は2010年1月に値上げされて3.80ユーロになりました,2016年では4.65ユーロです).「Tageskarte」は1日券です.Sバーンだけでなく,トラムにも有効ですので,市内観光をする場合にはこちらの方がお得です.

ちなみに,空港やHbfには切符詐欺がいます.切符を代わりに買ってくれるふりをしてお金を持ち逃げします.私も先日空港で声をかけられましたが,こういうときは無視して,他の券売機に行きましょう.ターミナルからエスカレーターを降りて,駅に入るとすぐに緑の券売機が2つありますが,ここが混んでいるときには,1番ホームにもいくつか券売機があるのでそちらに移動した方がいいでしょう.

この駅には,長距離切符の窓口やDBの案内所もあるので,分からない時にはどんどん聞いてみましょう.

次にICですが,第一ターミナルのレベル2から一度上にあがり,道路の上を通過して反対側に行きます.そこから,どんどん下に行くとIC乗り場です.前にもお話ししましたが,フランクフルトやマインツあたりでは,ICとSバーンは同じくらいの時間で着けます.もっと遠くに行く人のための駅ですね.マールブルクやカッセルに行くには,フランクフルトHbfで乗り換える必要があるので,ICの切符を持っていてもSバーンの方が便利だと思います.

フランクフルト空港内には2つのホテルがあります.時期にもよりますが,比較的安い料金でかなり広い部屋に泊まることができます.フランクフルトやコペンハーゲンなど空港と街が近いところでは選択肢に入れてみてはどうでしょうか.日本への帰りがとても楽です.


本日はここまで.