ライプチヒ(3) − その他の見どころ

ライプチヒの最終回はリンクの外も見てみます.


まずはライプチヒ動物園(Zoo Leipzig)です.12番のトラムでZoo下車.中央駅(Hbf)からは3駅目なので,ちょっと時間はかかりますが歩いて行くこともできなくはありません.入場料は13ユーロですが,ライプチヒカードで2ユーロ引きになります.


ベルリンやケルンの動物園は歴史が古いそうですが,ライプチヒの動物園もかなり歴史のある動物園です.1900年には現在に近い規模で運営されていたようです.古くからあるからといって狭いわけではなく,ミニ水族館もあります.ここでも昆虫コーナーはなかったですね.西ドイツと東ドイツの差かもしれません.写真の左上は約100年前のチケットです.


次は戦勝記念碑(Völkerschlachtdemkmal)です.15番のトラムでVölkerschlachtdemkmal下車.1813年の10月にライプチヒ郊外で行われた戦争の記念碑です.この戦争では,ナポレオンのフランス軍とドイツ(プロイセン)やロシアなどの連合軍が戦い,ナポレオン軍を撃退しました.その記念碑がここに作られました.ドイツやライプチヒの歴史上非常に重要な出来事だったわけです.

記念碑は上までのぼることができ,入場料は6ユーロ,ライプチヒカードで2ユーロ引きです.このチケットで,すぐそばにある博物館(FORUM 1813)にも入ることができます.手元の資料では記念碑のいちばん上までは階段が500段とのことでしたが,私が数えた限りでは450段くらいでした.入口にエレベーターがあるので,実際に登る段数は400段くらいです.ライプチヒ市内からは何キロか離れていますので,市内はあまり見えませんが,上からの景色は一見の価値があります.

博物館には,ライプチヒの戦いに関する展示があります.1階には戦いの様子を表したミニチュアがあります.詳しい数字は忘れましたが,1万体以上の人形が使われていて圧巻です.


ライプチヒの旧市街を見るには,パノラマタワー(Panorama Tower)がお勧めです.アウグスト広場(Augustusplatz)から少しだけ歩いたところにあります.何よりここがいいのは,エレベーターで一番上まで行けることです.当たり前のように聞こえますが,教会や塔などヨーロッパには階段でしか上がれないところが多いので,エレベーターは助かります.料金は2ユーロ.コインを入れてバーを押すタイプの入口です.


パノラマタワーからの眺め.夏には屋上に売店も出るようです.ビルの構造上,ビルのすぐそばの景色は見ることはできません.トーマス教会や新市庁舎,サッカー場などが見えます.


最後のスポットは中央駅(Hauptbahnhof)です.駅の建物自体かなり大きく,ホームもたくさんありますが,近年ここにショッピングセンターが出来てたくさんの人が集まっています.日本でいうと駅ビルといったところでしょうか.


これが駅のショッピングセンターです.両脇にいろいろな店が並んでいます.ここは食べ物の店もたくさんあり,価格も安めのようでした.伝統的なドイツ料理には出合えませんが,地元の人が普段食べているものがよく分かります.この日はテレビの収録をやっていて,ものすごい人だかりが出来ていました.

冬は開いていませんが,夏になるとライプチヒの南の郊外に遊園地がオープンします.旧市街で音楽に浸るのもいいですし,少し郊外に出てアクティブに過ごすのもいいと思います.

本日はここまで.