フランクフルトのクリスマスマーケット

今日はフランクフルトのクリスマスマーケットを紹介します.

フランクフルトは大きな町なので,マーケットも複数あるのではないかと思います.今回はレーマー広場のマーケットを見ましたが,南駅の広場にも普段からマーケットが出ているので,この辺にもマーケットがあるかもしれませんね.


フランクフルト中央駅(Hbf)の構内にもクリスマスの飾りがありました(フランクフルトの駅については,「7月29日 フランクフルトHbf」の回参照).このスペースでは,いつもイベントや展示があり,みんなの目を楽しませてくれます.中央駅からレーマー広場まではトラムを使いますが,歩いても10分くらいで行けます.Hbfからカイザー通り(Kaiserstraße)や路面電車も通っているミュンヘン通り(Müchenerstraße)を通って行きます.これらの通りとその隣のタウヌス通り(Taunusstraße)はどれも汚らしい通りで,フランクフルトの印象を一気に悪くさせます.


レーマー広場(Römer)のクリスマスマーケット.広場だけでなく,南はマイン川(Main)まで,北はデパート街(Zeil通り)まで広がっています.かなり大きな規模で,お店もたくさんです.


何という名前か分からないのですが,クッキーをハート型に焼いて,いろいろなメッセージを書いたものです.大きなものは飾り用で食べないそうです.これ自体は一年中手に入りますが,クリスマスシーズンではそれらしいメッセージの書かれたものがたくさん出回るようです.他の国では見なかったので,ドイツ的なアイテムといえるかもしれません.


クリスマスツリーのオーナメントたち.こういう店はマールブルクにはなかなかありません.きれいな装飾の入った玉飾りは1個で10ユーロ以上するものもあります.


説明が難しいのですが,駄菓子です.長さは80cmはあるでしょうか.ガムでもなく飴でもなく,ソフトキャンディーのような感じです.この店では種類が非常に豊富ですね.私もコーラ味を試してみました.何とも言えない味です,駄菓子の味としか言えませんが,もう1本食べたくなったりもします.


マーケットには飲み物や食べ物の屋台もあります.これは,ジャガイモのかき揚げ.フライドポテトとはちょっと違う食感です.アップルムースを付けて食べます.これはおいしいです.他の店では,ホットココアを買いました.ホットワインも飲んでみたかったのですが,この日は車だったのであきらめました.

フランクフルトのような大きなマーケットでは,クリスマスマーケット用のオリジナルのカップがあります.写真に写っている黄色のマグカップがそうです.こういう場所で飲み物を注文すると,飲み物代にプファンドと呼ばれる預かり金が加算されます.飲み終わった後にカップをお店に返すとプファンドが返ってきます.逆に言うと,カップが欲しければプファンドをあきらめてそのまま持って帰ることもでき,各地のカップを集めている人もいるそうです.フランクフルトの場合は,プファンドは2ユーロでした.ただ,他のお店では同じデザインの新品のカップが3ユーロで売られていましたので,そっちを買うという選択肢もあります.


町中だけでなく,デパートもクリスマス一色です.レーマー広場から北に行ったところにあるツァイル通り(Zeil)のデパートです.これらのデパートでは,一番上にカフェやフードコートのようなものがあり,比較的安価でランチが食べられます.デパートによっては,トイレを無料で使えるようにしているところもあるのでとても便利です.

フランクフルトのクリスマスマーケットは,マールブルクとは規模も全然違い,店の種類も増えてより楽しめます.それでも,同じような店が並んでいて,みんなソーセージを食べていて,という所はやはりドイツだと思いました.

本日はここまで.